LNBとは、衛星放送受信用のアンテナにはLNB(Low Noise Block Converter)という受信信号コンバーターがついています。放送衛星から送信される微弱な周波数を、デコーダーが扱えるレベルに増幅し、信号を変換する装置です。電源はケーブルを通じてデコーダーから供給されます。一般的には(写真1)のようにアンテナのお皿の前にアームで取り付けられ、凹面鏡のようにして集めた周波数を、焦点にあたるところで受ける仕組みです。
サテラ1では、見たい衛星の周波数に合わせて正しいLNBをアンテナに付けることで、自動スキャンをすることができます。このページでは、正しい周波数のLNBを取り付けていることを前提に、設定手順の説明をすすめていきます。
アンテナのセットアップ
① OKボタンを押す。
② Receive Setupに移動する。
③ OKボタンを押す。
④ Antenna Setup(受信設定)へ移動する。
<衛星受信設定>
Satellite:リモコンの左右ボタンで衛星名を選択。
LNB frequency:使用中のLNBに記載されている周波数を入力。
LNB Power:ONを選択。
DiSEqC:ON /OFFを選択。
22KHz:ON /OFFを選択。
12V:ON /OFFを選択。
SCAN:Startボタンを押してスキャンを 開始。 Advanced Scanの画面に移動します。
※4,5,6については、アンテナをもう一台使用する場合に設定します。通常はOFFでOK。
アンテナのセットアップ
① Advanced Scan menuを選択
② TP Frequency:リモコンの ボタンを押すと表示されるトラポンリストから選択。もしくは数字を入力。LNBの周波数と近いものを選択。
③ Symbol Rate:SR値を入力。TP Frequencyと連動。
④ Polarization:Horizontal(水平) もしくはVertical(垂直)を選択。TP Frequencyと連動。
⑤ Scan Mode:Preset ScanあるいはTP Scanを選択。
⑥ Startボタンを押して検索開始 。
TP Scanとは、トラポン情報による検索です。選択したトラポンに該当する複数の衛星が検索されます。Preset Scanとは、トラポン、SR値、信号方向の全ての情報を活用する、自動検索です。スキャンが完了後は、Exitボタンで戻ってください。
早く解除したい方!
スカパープレミアムHDのみ早く見たい!っていう方は、サテラ1本機を購入後、日本語パッチを入れてから、受信レベル確認もできますので、当ページは省略可能です。気が短い方は[サテラ1改造実験ガイド]